マニア厳選!極上のコーヒーに必要な器具

グラインダーを甘く見てはいけない

おいしいコーヒーに必要な器具は?(写真:piyato / PIXTA)

ニューヨーク・タイムズ紙の商品評価サイト「ワイヤーカッター」と「スイートホーム」のスタッフは、コーヒーにかなり思い入れがあるようだ。彼らはこれまでに、コーヒー抽出用の器具や、コーヒー豆を挽くグラインダーをいくつも評価してきた。そこで私は、ワイヤーカッターのシニアエディターであるマイケル・ジャウに、器具やテストの結果などについて聞いてみた。

Q: 器具が変わるとコーヒーにも違いが出るのか。

A: それはコーヒーの飲み方次第だ。たとえば、20ドル(約2200円)払ってローストしたての単一産地のコーヒーを1袋買ったとしても、ブレード式のグラインダーと30ドルのコーヒーメーカーを使って入れたら、それはまるでオーケストラを携帯電話のスピーカーで聞くようなものだ。一方で、朝出掛ける前に手っ取り早くカフェインを摂りたくて、ダンキンドーナツのハウスブレンドを挽いてある状態で買って、安いコーヒーメーカーで入れるのであれば、どんな入れ方をしても大して変わりはない。

グラインダーの比較

Q: ワイヤーカッターの編集部は、グラインダーに対して真剣だ。どの器具が優れているかは、どのようにして決めているのか。

A: グラインダーは重要だ。たとえ最高のコーヒーメーカーを使ったとしても、豆が均等に挽けていなかったら渋くなるか酸味が出る。残念ながら、グラインダーには均等に挽けないものが多い。そこで、私たちは2700ドル(約30万円)のグラインダー「マルケニッヒEK43 (Mahlkönig EK43)」を借りてきて、それで挽いた粉と、家庭用の一般的なグラインダー数種類で挽いた粉とを比べてみた。

Q: どのように比較したのか。

A: まず、ニューヨークのブルックリンにあるロフテッドコーヒーの焙煎士に、ドリップ式コーヒーメーカーに最適な挽き具合を聞いて、マルケニッヒのダイヤルを合わせた。続いて、マルケニッヒと挽き具合ができるだけ同じになるように、テストする家庭用のグラインダーを調整した。

そして、それぞれのグラインダーで25グラムずつ豆を挽き、理想的な大きさの粒がどれくらいあるかを粒度分析装置で調べた。その結果はとてもショッキングなものだった。230ドルのグラインダー「バラッツァ・ビルトゥオーゾ(Baratza Virtuoso)」の成績と、2700ドルのグラインダーの成績がほぼ同じだったのだ。

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