貧困や虐待に苦しむ子をどうしたら救えるか 理解してくれる大人と社会の受容が孤立防ぐ
荒井:あと、不登校の子の家庭訪問をしたり。
あとは、スポーツ大会。エネルギーの高い、やんちゃな子とか、居場所を求めている子がつながりやすいツールとしてスポーツ大会をやっています。
こういった活動をひたすらやっていて。どの現場も「この子がこういうことを困っている」というひとりの声からスタートしているというのは特徴かもしれないですね。
「安心」と「役割」を得られる場作り
小澤:そうですね。「プログラミングを上手にする」という目的があるというよりは、「それぞれがやりたいこと」を持ち寄る。例えば、プログラミングをやりたい子がいたらプログラミングを学んで、絵を描きたい子がいたら絵を描いて、ストーリーを作りたい子もいる。そういう子たちが1つのチームになって1つのゲームを作る。そこに、学びが生まれ、いろんな大人との出会いが生まれています。
荒井:ここに来ている子はほとんどが不登校です。学校ではガチガチに緊張しちゃう子とか、全然学校にいけない子とかがここに来て。「学校には行かないけどここは俺が休むとほかの子に迷惑がかかるから休まない」という子もいます。
堀:言うんだ!
荒井:言うんです、お母さんとかに。