貧困や虐待に苦しむ子をどうしたら救えるか 理解してくれる大人と社会の受容が孤立防ぐ

子供の「日常を一緒に作る」
堀:子供の問題って、子供の問題というよりは、実を言うと大人とか社会とか、そちら側の問題ってすごく深いんじゃないかなと。
僕はNHKに元々いたんですけど、なんでやめたかと言うと、報道側が「こうするべきだ」と言うだけではなくて、「当事者が何ができるのか」というアクションの話をもっと投げかけて、一緒になって当事者意識を持って「私たちが解決するんです」みたいな人が増える報道になれば良いなと思っていたんです。
だから、飛び出して自分でやるという思いに共有してくれるメディア人たちと一緒に仕事をしようと。「何やってくれるんですか?」「なんでしないんですか?」という社会よりも、「私がやってみます」みたいな。そういうふうに思ってたので、みなさんが自助とか公助とか、社会に当事者性のあるものを作っていきたいということを伺って共感しました。今日はいろいろ教えていただけたらと思います。活動を始めて一年?
小澤:NPO化してから一年ですね。