最新!「女性が働きやすい会社」ベスト100 活躍度と育児・介護への対応などを総合評価

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三越伊勢丹ホールディングスの場合、育児休業は最長3年、介護休業は1年間取得することができる。希望者は早期にフルタイム勤務に復帰できるようシフト固定や月10日間までの一時的時間延長によるフルタイム勤務が可能だ。育児中の従業員が悩みや情報を交換する場として「ワーキングマザー情報交換会」を実施するなど育児・介護面の制度も充実している。

2年間で失効する有給休暇を積み立てて、育児や子どもの学校行事等の理由で取得できる「ストック有休制度」などもあり、一般的に「休みが取りにくい」と言われる小売業で有給休暇取得率86.2%という高い水準を誇っている。コアタイムなしの「フレックスタイム制度」も導入していて、残業時間は月6.5時間と少ない。「社内公募制度」「FA制度」や「キャリア形成支援」など柔軟な働き方を取り入れ、「働きやすさ」の評価も高かった。

3位には3社が同点で並んだ

3位は、富士フイルムホールディングスSOMPOホールディングス東京海上ホールディングスの3社が88.2点で並んだ。富士フイルムと東京海上は女性の活躍32.2点、育児・介護24.5点、働きやすさ31.5点と全分野同じ得点。SOMPOホールディングスは女性の活躍が33.4点で2社を上回り、働きやすさが30.3点で下回った。

富士フイルムは女性社員比率は16.8%と高くないが、女性向けの各種制度は充実。育児・介護目的の在宅勤務制度、職務により勤務日数・勤務時間を個別に設定する再雇用制度といった先進的な制度が数多く用意されている。

産休・育休期間は、短期間や複数回など柔軟に設定できて、保育園の保育料やベビーシッター費用の補助なども個々人の状況に合わせて利用できるよう配慮されている。産休・育休取得についての相談窓口を設けているほか、取得のための上司・管理者への指導も含めて、取得しやすい環境も整っている。

SOMPOホールディングスと東京海上ホールディングスのライバル同士は充実した制度面はほぼ互角。SOMPOは女性管理職比率12.3%(東京海上6.1%)、東京海上は有給休暇取得率64.7%(SOMPO56.4%)が上回り、この違いが女性活躍、働きやすさのわずかな得点差につながった。

以下、6位高島屋(87.2点)、7位ソニー(87.1点)、8位花王(87.0点)、9位三菱ケミカルホールディングスSCSKがいずれも86.0点で続く。

女性が多い銀行は26位三菱UFJフィナンシャル・グループ(82.4点)がトップ。30位の千葉銀行(82.3点)が0.1点差で続く。他のメガバンク2行は53位みずほフィナンシャルグループ(80.0点)、61位三井住友フィナンシャルグループ(78.9点)となった。証券会社ではSMBC日興証券が84.7点で14位。63位で並ぶ大和証券グループ本社野村ホールディングス(78.8点)を大きく離した。

本ランキングに使用した基データはすべて『CSR企業総覧(雇用・人材活用編)』に掲載。基データを確認することで、自社が優れているところや劣っているところなどがより詳しくわかるはずだ。企業の担当者は改善すべき点などのヒントにしてほしい。

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