大銀行の人事異動は、とてつもなく理不尽だ 「銀行渉外担当 竹中治夫」第8巻を読み解く
取引先にまで配られる怪文書
それと不謹慎ながらもうひとつ面白いのが政界と同様で「怪文書」がとくに多いのが銀行・証券などの金融界である。『怪文書の研究』や『住友銀行秘史』などに詳しいが、住友銀行の磯田体制ではとくに多くの怪文書がマスコミや大蔵省、取引先にまで配られた。こうした「怪文書」はマスコミ・医学・教育・宗教などのオーナーの力が強い組織や許認可が絡んだ銀行・証券などが特に多かった。
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