就職活動を経て、学生はどんな企業を評価し、注目しているのか――。
今年の就職活動は、空前の売り手市場の中、各社は早い段階から内定を出す企業が続出、4~5月中に半数以上の企業が内定を出し、経団連加盟の大手企業も、6月に入ると一斉に内定を出す展開となった。
複数内定続出で"内定後"に注目集まる
一方、学生の方は、早い段階で内定を得ても、さらに就活を続ける学生が少なくなかった。複数内定を得る学生も半数を軽く超えており、内定獲得後にどの企業に就職するべきか、改めて会社を念入りに調べる学生もいた。
当然、活動する前と後では、企業に対する考え方も違ってくるし、人気企業の傾向も違ってくるかもしれない。前半と後半でどのような差があるのか? 今回、「就活後半に学生に聞いた人気企業ランキング」を作成したので、その結果から傾向を見ていこう。
東洋経済オンラインでは、就活中の学生を対象にした、「就活ブランドランキング調査」を定期的に発表している。データは文化放送キャリアパートナーズ就職情報研究所の調査を基にしており、同社の就職サイト「ブンナビ!」に登録する2018年春卒業予定の大学生や大学院生が調査対象者となっている。
調査期間は4月から7月となっており、就活の「後半」戦の結果となる(前半の結果はこちら)。あこがれやイメージが先行しやすい前半の状況とは違い、業界研究や会社説明会、筆記試験、面接などを経て、就活生はより現実的に企業を見るようになっている。
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