「フォーミュラE」に日本勢は参戦するのか?

注目レースのトップに直撃インタビュー

7月30日、カナダのモントリオールで開催されたフォーミュラE最終戦。年間優勝を果たしたのは、ルーカス・ディ・グラッシだった(筆者撮影)
アウディ、BMW、メルセデス、ポルシェ――。今年7月、ドイツの有力自動車メーカーが一斉に参戦を表明した電気自動車(EV)レースのフォーミュラE。2014年のスタート当初は注目されないレースだったが、欧州勢の参戦でにわかに注目度が上がってきた。
一部では日産自動車の参戦が予想され、主催者は日本でのレース開催を虎視眈々と狙っている。運営団体、フォーミュラE ホールディングスのアレハンドロ・アガグCEO(最高経営責任者)に、日本メーカーの参戦や日本でのレース開催の可能性を聞いた。

 

――アウディ、BMW、メルセデス、ポルシェのドイツ4大ブランドが参戦を決めた今年は、フォーミュラEにとって今年は特別な年になった。ここまでの展開は想定どおりか。

私の予想を大きく上回っている。1年目は離陸、2年目は整理統合の年だったが、3年目の今年は飛躍の年と考えていた。しかし予想以上に有力なメーカーやスポンサーが入ってきてくれた。

EVこそがモビリティの未来

――成功の理由は。

早すぎず、遅すぎず、正しいタイミングでフォーミュラEを立ち上げたことだろう。自動車はレースに限らず、ガソリン・ディーゼル車から電気自動車(EV)にシフトしていく。ハイブリッドは過渡期の技術であり、EVこそがモビリティ(移動手段)の未来だ。ガソリン車からEVに産業全体がシフトするタイミングにうまく合わせることができた。

――あなた自身はガソリン車を持っていないのか。

持っているが、それはいずれメモリーになるだろう。週末にはガソリン車を運転するかもしれないが、それは週末に乗馬をするようなものだ。移動の手段はEVになる。

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