② の「イケメンに近づく」は、遺伝子ジャンボ宝くじ1等賞級の天性のイケメンにはかなわなくとも、6等賞に書き換えるくらいの、誰にでも出来る後天的イケメン化のお作法です。容姿から与えられる好印象は以下の3つに要素分解できます。
A. 顔または体のパーツのバランスによる造形美
B. 身体や身につけている物の状態による清潔感
C. 表情による好感度
Aの造形美は、体を鍛えることでレベルを上げることができます。ボクは働く女性向けセミナーの話のツカミで、「女性を前に話して嫌がられないよう、毎日腹筋300回やってます」と話すことがあります。すると女性から「腹筋割れてる系ですか」とテンション高めの質問を受けることも。これは、髪や肌でも良いのですが、とにかくカラダの見た目を改善することによる効果は大です。
Bの清潔感は、身嗜みから始めるイケメン化計画。夏は清潔感を保つのが面倒臭くなりがちですが、クールビズだからこそ、毎日もしもの時に着けるネクタイを、その日のウェアに合わせて選んで、カバンに入れておくことをお勧めします。普段だらけ気味の男子部下に対して、毎日着けるネクタイはカバンに入れて来いと指示したら、それだけでビジネスウェアの着こなしと姿勢がビシッと改善したことがあります。
Cの表情は、笑顔によるイケメン化。外資系企業で働いていると、欧米人の同僚がニカッと笑うシーンによく出会います。その笑顔を見て相手への印象が変わる自分に気づき、あぁやっぱ笑顔は必要だな、と学びました。社会心理学者ロバート・ザイアンスは、長年連れ添った夫婦の顔が似るのは、同じ経験を通して同じ感情を同じ表情で表し続けるからだという説を発表しました。職場のイケメンと一緒に笑っていると、そのうち爽やかな笑顔に近づくかもしれません。
「ただし、イケメンに限る」を活用して何が悪い
一緒に働く女性のテンションをアゲることは、オトコにとって今後ますます重要になってきます。一般的には受け入れられないけれど、イケメンであれば許される、という意味で「ただし、イケメンに限る」という言い方がありますが、これを仕事で使わない手はありません。
考えてみれば、昆虫や鳥、ほ乳類などの地球上の生物の中には、雄のほうが派手な容姿の種が珍しくありません。オンナにときめいてもらうようオトコが外見的な魅力をアピールするのは、遺伝子的にプログラムされた自然なことなのかもしれません。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら