「デスクでお昼を食べる人」の仕事が遅いワケ 昼休みの使い方が集中力を左右する

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そのターニングポイントこそが、「昼休み」なのです。

さて、改めて聞きますが、あなたはランチをどこで食べていますか? 忙しいときはついつい、早く帰りたいときはついつい、デスクでサンドイッチやおにぎりを食べながら仕事をするという人も少なくないでしょう。

しかし、これは効率的なようにみえて、脳科学的には逆効果なのです。なぜかというと、ビジネスパーソンにとっては、外食ランチこそが最強の「集中力リセット術」だと言えるからです。ここで集中力をしっかりと回復することによって、午後、集中力が途切れ途切れになったり、ネットサーフィンやSNSのチェックに時間を費やすということが減るのです。

ではここで、外食ランチが、なぜ最強の集中力回復術なのか、3つの理由を説明しましょう。

外に出ることに意味がある

その1 平常心に戻る「セロトニン効果」

セロトニンという脳内物質をご存じでしょうか。これは、「癒やし」「リラックス」「平常心」などに関する脳内物質です。セロトニンが低下してくると、イライラしたり、怒りっぽくなったりします。意欲も低下します。

朝から昼まで仕事をしていると、セロトニンの活性は低下してきます。これを再活性させるには、「日光を浴びる」「リズム運動」「咀嚼(そしゃく)」という3つの方法があります。これは、すべて昼休みに満たすことができます。

会社から外に出て(日光を浴びる)、歩いてお店まで行き(リズム運動)、そこでご飯を食べる(咀嚼)ことで、セロトニンが活性化されるのです。ただ単にデスクの上で咀嚼するだけではなく、「外に出て歩く」というのがポイントです。もし、お弁当を作っているという人でも、重要なのは「日光」「運動」「咀嚼」なので、会社を出て近くの公園まで行って、そこで食べればよいのです。

お昼に食べるものは、「歯ごたえのあるもの」をよくかんで食べることが重要です。なので、立ち食いそばなどで急いで食べたり、コンビニの柔らかいパンや栄養ゼリーでお腹を満たしても、セロトニン回復の効果は大きく得られません。きちんと10分以上はかむようにしましょう。

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