「デスクでお昼を食べる人」の仕事が遅いワケ 昼休みの使い方が集中力を左右する

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たとえ常連派であっても、「新メニューができているから、食べてみよう」というチャレンジによって、アセチルコリンが活性化します。それによって、企画を考えるといったクリエーティブな仕事がはかどるようになります。なので、昼休みには「いつもの」に逃げることなく、新たなチャレンジを意識し、脳をイキイキとした状態に切り替えましょう。

最後に、昼休みに「最もやってはいけないこと」を紹介したいと思います。

スマホ操作は脳を疲れさせる

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あなたはお昼の休憩時間に主に何をしているでしょうか。少し思い出してください。ほとんどの人は、スマートフォンを操作しているのではないでしょうか。ランチ時間にお店を見回してみると、SNSをチェックしたり、アプリのゲームをしながら食べている人をよく見かけます。

脳科学的に、「スマホしながら食事」というのは、最もよくない休憩の仕方です。なぜなら、休憩時間に脳を休めているのではなく、むしろ脳を疲れさせているからです。

人間の脳は、視覚情報の処理に脳の90%の容量を使っているといわれています。パソコンに向かって仕事をするデスクワークの人は、仕事による視覚情報の処理で脳が疲れている状態です。そんな状態なので、休憩時間くらいは「見る」「読む」ことから脳を解放すべきです。また、脳は、光るものを見ると興奮する特性を持っています。スマホゲームなどの刺激で、脳は興奮するので、脳を休めるどころか疲れさせてしまうわけです。

それでは、どのような休憩が、脳を休めるのでしょうか。自分が「癒やされるな」と思う瞬間を思い出してほしいのですが、入浴や音楽鑑賞、マッサージ、食事などが挙げられるのではないでしょうか。

これらは、五感の中で「視覚」以外を活性化しているという共通点があります。つまり、脳を休めるには、「聴覚」「味覚」「嗅覚」「触覚」などを刺激すればよいのです。移動中にイヤフォンで音楽を聴いたり、食後に香りのいいハーブティーを飲んだりするなど、視覚以外を刺激する習慣を意識して取り入れてみてください。

ノー残業デーやプレミアムフライデーなどを取り入れる企業が増えていますが、かといって仕事量が減るわけではないと思います。効率性を求める社会に最適化するためにも、昼休みの使い方を見直してみてはいかがでしょうか。

樺沢 紫苑 精神科医、作家

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かばさわ しおん / Shion Kabasawa

1965年、札幌生まれ。1991年、札幌医科大学医学部卒。2004年からシカゴの イリノイ大学に3年間留学。帰国後、樺沢心理学研究所を設立。SNS、メールマガジン、YouTubeなどで累計40万人以上に、精神医学や心理学、脳科学の知識・情報をわかりやすく伝え、「日本一、情報発信する医師」として活動している。『学びを結果に変える アウトプット大全』(サンクチュアリ出版)、『読んだら忘れない読書術』(サンマーク出版)、『脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術』(大和書房)など著書多数。

 

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