それからよくあるNGが、まだ相手が発言中なのに、相手の話にかぶせて話したり、人の意見をさえぎったりすることです。
人の話にかぶせたり、話をさえぎったりしない
相手が話しはじめると、まだ途中なのに、相手の話にかぶせて自分の話を始めたり、人が意見を言い終わらないうちに、さえぎったりする人がいます。
話の内容によっては、どうしてもそういうことが必要な場合もあると思います。しかし、通常はきちんと相手の話が終わってから自分の意見を言うクセをつけたほうがいいと思います。
人の意見を聞けない人や、人が話し終わらないうちに自分の意見を言いはじめる人は、本当にかなり多く見られます。
特に「頭のいい人」「回転の速い人」ほど、話の展開が読めてしまうので「最後まで聞けない」ことが多いような印象を受けます。
優秀な人ほど、「相手の話を我慢して最後まで聞く」クセをつけることが、仕事でも日常会話でも重要です。
会議や打ち合わせをするときは、事前の準備は必要ですよね。何も準備しないまま参加しても、いい結果が得られることはあまりないと思います。
しかし、これとは逆のパターンで「準備したこと」にこだわりすぎて、話が前に進まないこともあります。
たとえば、企画会議で「若い女性向けの美容関連商品」を想定して10代20代女性の消費動向を調べてきたとします。
実際の会議では「最近は中高年女性もすごく美容に気を使っている」「若い女性にこだわらなくていいのではないか」などという意見が出てきて、方向性が変わっていくということもあります。
しかし、そこで「10代20代女性の消費動向」にあまりこだわると、話の流れが断ち切られてしまいかねません。
会議や打ち合わせは「生もの」です。その場の成り行きや盛り上がりで、よりよい新しい企画が生まれることもあります。
事前準備をしないのもNGですが、それにこだわりすぎる人も成功しません。「会話の流れ」を見ながら、「いい方向」に軌道修正できる人が結局、いい成果を残せるのだと思います。
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