「雨の日」こそ不調をリセットするのに最適だ 所要時間別、疲労を取り除くコツ
【スキンシップ】
ストレス管理に大切な「エンドルフィン」というホルモンがあります。これは別名「幸福ホルモン」とも呼ばれ、私たちにゆったりした幸福感を感じさせてくれるものです。このエンドルフィンは、雨の日は分泌されやすいことがわかっています。
エンドルフィンをより多く生み出すコツは、「触れ合う」こと。なでたり、なでられたりすると気持ちがいいのは、エンドルフィンが分泌されるからです。ですから雨の日は意識的に触れ合う機会を持つとよいのです。
ただ、セックスはエンドルフィンを増やすという意味においてはちょっと違ってきます。たとえば男性は、最初の触れ合いのときは副交感神経が優位なのですが、射精をするときには交感神経に切り替わります。そしてその後どっと疲れてしまうのです。
このように考えると、パートナーよりも子どもやペットのほうがいいかもしれませんね。雨の日にたくさん触れると、あなたのエンドルフィンもどんどん増えていきます。恋愛対象と違って余計なことを考えずに済みますから、単純に幸福感に浸ることができるはずです。
お風呂の入り方を工夫する
【お風呂の入り方を工夫】
雨の日にお風呂の入り方を工夫すると、体の疲れを取ることができます。雨の日は私たちの体を休息モードにしてくれますが、そのモードをさらに深めるのが入浴です。湯船のつかり方にもコツがあります。
・38~40度くらいのぬるめのお湯にする
・10分から15分、肩から湯船につかる
湯船から上がる目安としては、額にうっすら汗が出るくらい。このように湯船につかると、日頃の緊張やストレスからも解放されて、リラックスできるのです。
さらに、夜の眠りを深くしたい場合には、
・就寝の1時間前くらいにお風呂から出る
このようにすれば、体温はゆっくり上がり、そしてゆっくりと下がっていきます。体温が下がっていくときに人は眠くなりますから、体温の波を入浴によってつくることで、深い眠りを誘うことができるでしょう。
【よくかんで食べる】
雨の日はいつもの倍の時間をかけて食事をとりましょう。なぜならよくかむことが脳の血流を改善し、落ち込みがちな気持ちや頭痛、だるさなどに効果があるからです。かむときに使うのは、「咬筋(こうきん)」と呼ばれるあごの筋肉です。頬杖をついたときに、手のひらにおさまる部分ですね。この筋肉は「抗重力筋」と呼ばれる脳とのつながりが非常に強い筋肉の1つです。よくかむことでこの咬筋を刺激し、脳の疲れをとることができます。
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