ハーレー、日本で最も売れる「アメ車」の魅力

乗りやすさの追求や先進技術にも抜かりなし

週末の高速道路のサービスエリアの駐車場にハーレーの集団が止まっている光景は、いまや風物詩のひとつになっている。多くは巨大なカウルとボックスを装着し、個性的なアクセサリーでドレスアップしており、オーナーは中高齢の男性が多い。

日本での主力はスポーツスター

人気車種「ローライダー」

こうした場で見掛けるのはハーレーの中でも「ツーリングファミリー」と呼ばれるシリーズだ。現在、わが国での販売の主力はツーリングではない。スポーツスターだ。インポーターによれば、日本市場はスポーツスター比率が世界的にも高いそうで、本国では逆にスポーツスターを選ぶ人はほとんどいないという。

ハーレーのエンジンは4種類に分けられる。すべて横置きV型2気筒、通称Vツインで、小さいほうから順に水冷750cc、空冷883~1200cc、水冷1250cc、空冷(一部空水冷)1690~1870ccとなる。

ツーリングやダイナ、ソフテイルと呼ばれるファミリーが最も大排気量の通称ビックツインを積むのに対し、スポーツスターは一回り小さな883~1200ccを搭載する。

フォーティーエイトの車両重量は252kg

車体も小柄で、今回試乗した「フォーティーエイト」の車両重量は252kgと国産1000ccクラス並みに収まっている。比較のために乗ったビッグツインの「ロードキングスペシャル」は355kgと約100kg重い。

しかもシートが低い。これはハーレー全般にいえることで、フォーティーエイトは710mm、ロードキングスペシャルは695mmしかない。小型2輪車の平均的シート高は800mmで、身長170cmの筆者であれば片足がかかとまで着く。850mmを超えると片足のつま先立ちになり、不安になる。しかしハーレーの多くは両足がべったり着く。これだけで安心感が高まる。

しかもハーレーは飛ばさなくても楽しい。回せば高回転まで吹け上がるし、かなり強烈な加速が味わえるが、Vツインのドコドコという鼓動が最も心地よいのは60~100km/hあたり。日本の法定速度内だ。

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