ハーレー、日本で最も売れる「アメ車」の魅力 乗りやすさの追求や先進技術にも抜かりなし
車体まわりではダイナファミリーの人気車種「ローライダー」に注目したい。シートの後方に小さなクッションを追加することで、小柄な日本人でも安心して操れるライディングポジションを実現しているからだ。
重量級の車体を扱うのが不安というライダー向けとして、3輪(トライク)も加わっている。信号待ちでも足を着く必要がないのは心理的に楽だし、モーターを使ったバック走行もできるので取り回しの苦労も減った。
一方で先進技術の投入も積極的に行っており、4輪車では一般的になったスマートキーの採用、長距離を楽にこなせるクルーズコントロールの装備などを進めている。
カスタムも充実
ハーレーといえば、カスタムも売りだ。そもそも今回のフォーティーエイトとロードキングスペシャルはいずれもメーカー製カスタムであり、CVO(カスタム・ビークル・オペレーションズ)という特別仕様ではVツインの排気量拡大まで実施するなど力が入っている。アフターパーツも豊富に用意されているので、自分だけのハーレーを作り上げていく楽しみがある。
日本でハーレーに乗るには大型自動2輪免許が必要だが、インポーターでは免許取得費用の一部をサポートするキャンペーンをたびたび実施しており、一部の教習所では実車展示を行うほか、教習車両にもハーレーを導入している。
ハーレーでしか味わえない世界に惹(ひ)かれる日本人が多いことは疑いなく、ライセンスからライディング、カスタムまで、さまざまな部分でバックアップを行っている。おおらかさの裏にあるきめ細かさ。その結果として年間1万台をコンスタントに維持できているというこの事実を、彼の地の大統領はご存じだろうか。
(写真:筆者撮影)
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