iPS細胞 世紀の発見が医療を変える 八代嘉美 著
再生医療の研究に携わる著者が、iPS細胞や再生医療を取り巻くトピックを解説。
人工万能細胞iPS細胞とは、「人工多能性幹細胞(induced Pluripotent Stem cell)」の略で、人間の体を構成する多様な性質の細胞になることができる細胞のこと。
iPS細胞が実用化されれば、自分自身の細胞を培養して、臓器などをつくり出すことができる。心筋梗塞になれば新しい心筋細胞をつくればいいし、肝臓病になれば新しい肝臓をつくって置き換えればいい。まさに夢のような話である。しかし、技術的なことから、倫理上の問題、政治的な思惑など、現実には受精卵由来のES細胞と同様に再生医療においてクリアしなければならない課題は多い。
平凡社新書 693円
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