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意外と知らない「名言」を深く知る簡単なコツ 福沢諭吉、ガンジー、ゲーテ、澁澤栄一…

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  • 根本 浩 高等学校国語教諭、文筆家
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福沢諭吉(啓蒙思想家・教育家)の名言

●元の名言

「人に貴賤はないが勉強したかしないかの差は大きい」

★これを「子ども超訳」にすると……、

「人は元々みんな平等、みんな同じ。でも、勉強するかしないかは、自分の頑張る気持ちで差が出るもの。そして、その気持ちは平等じゃなくて、自分次第なんだよ」

♥名言誕生のエピソード

諭吉は、あるとき、殿様の名前の書いてある紙を踏んづけて、お兄さんから「ばちが当たるぞ!」としかられます。しかし、その後、諭吉はこっそりと紙に殿様の名前を書いてさんざん踏んづけましたが、何も悪いことは起こりませんでした。そのことで、諭吉は「同じ人間なんだから、人の名前に恐れることはない」と1つ学んだのです。

その一方で、成人してから当時の外国人居留地である横浜に出向いたとき、英語を学んでいなかった諭吉はまったく言葉が通じず、看板1つ読めなかったことにショックを受けます。「どんなときでも学ぶ姿勢がなくては、時代についていけない。勉強するかしないかで、はっきりと差が出るんだ」と、諭吉はその後、独学で英語の猛勉強を始めたということです。

生き方に迷っていた旅の途中で生まれた名言

ゲーテ(ドイツの詩人・小説家・劇作家)の名言

●元の名言

「人は努力するかぎり、迷走するものである」

★これを「子ども超訳」にすると……

「時々は、迷ったり悩んだりしてもいいんだよ。だって、それは頑張っている証拠だから」

♥名言誕生のエピソード

ゲーテは、ドイツ古典文学の最大の作家と呼ばれていたうえ、官房長官、街の区画管理の長官など多くの役職を引き受ける政治家でもありました。しかし、わずか37歳であったゲーテには、これらの役割は負担がありすぎたため、精神的に追い詰められます。

そこで仕事も家族も投げ捨てて、イタリアに放浪の旅に出てしまいました。そして、生き方に迷っていた旅の途中でこの名言が生まれ、彼は自分を励ますのに成功します。

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【渋沢栄一の名言】

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