資本主義が流入?外国との接触増やす北朝鮮

技術研修や出稼ぎなどで、外国に触れる国民が急増中

閉鎖国家・北朝鮮。実は外部との接触は徐々に活発になっている?

国際社会とは断絶し、「閉鎖国家」のイメージが日本では支配的な北朝鮮。だがこの数年間で、積極的に外部との接触を図ろうとしている姿が、徐々に増えているようだ。

8月9日、北朝鮮当局者が米国の朝鮮半島問題の研究者らとスイスのジュネーブで面会していることがわかった。北朝鮮外務省のアン・ミョンフン米州局長と、米大学の教授らが、接触していたようだ。

とはいえ、北朝鮮で外部との接触を繰り返すのは、なにも政府当局者だけではない。技術者や出稼ぎ労働者をはじめ、民間人の接触も増加している。

再生エネルギー関連技術者が、スイスへ研修

今年3月、独フランクフルト国際空港に二人の北朝鮮男性が降り立った。スイスのNPO「アガペ・インターナショナル」が招き、欧州での技術研修が行われた。二人は、風力発電など再生可能エネルギー機器の工場や実際の発電所、スイスの関連企業などを精力的に回った。どうすればエネルギー効率の良い発電所を建設できるか、関係者と熱心に議論していたという。

すでに、米国本土へも、2011年10月に、北朝鮮・貿易省の局長を団長とする経済代表団が訪問している。米国の大学教授の講義を聴く一方、産業施設を重点的に視察している。米国の現代的な農場や食品加工工場、港湾や発電所などのインフラ施設、百貨店などの流通業やシティグループなどの金融企業も訪れ、事業内容の説明を受け、米朝間の貿易拡大や米国企業による対北朝鮮投資などについて、積極的に議論を交わしている。

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