医師が警告!「月曜日は、ここまで危険だ」 「突然死、自殺、病気も多い」どうすればいい?

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では、「ブラックタイム」である月曜日を上手にやり過ごす秘訣は何か。ポイントは3つあります。

「月曜日を上手に乗り切る」3ポイント

【1】「“サザエさん症候群”は当たり前」と知る

日曜日の夕方ごろになると、明日からの仕事の段取りを頭の中で無意識に考えてしまったり、予想できる心配事に頭を悩ませたりして、寝つきが悪くなってしまう人が少なからずいます。

「サザエさん症候群」といわれる症状ですが、それはある意味、当たり前のことなのです。「日曜の夕方ごろから気分が沈むのは、当然」と知ることで、少しは気がラクになるのではないでしょうか。

【2】「日曜日の夕方から」は、特にリラックスする

次に大切なのは、日曜の夕方以降は、無理をせず、いつも以上に意識してリラックスすることです。

日曜日の夕方は、多くの人にとってとても大きな憂鬱、プレッシャーとなる時間帯。予定を無理して入れず、できるだけ仕事のことは考えずにリラックスする工夫をしてみましょう。

【3】「大事な仕事や予定」は月曜日に入れない

もうひとつ大切なのは「仕事の始めの月曜に、大事な予定を入れない」ことです。

月曜日に大事な仕事や予定が入っていると、それが大きなストレスになります。なるべく気をラクにして取り組める内容の仕事から、1週間を始めることをおすすめします。

大きい仕事は、週の半ばの「水曜日」か「木曜日」に入れると、ストレスを感じにくくなります。

「月曜日がちょっと憂鬱」という人ほど、月曜日の仕事の負担の軽減をぜひ、実践してみてください。

今回解説したように、人生には「事故や病気になりやすい危険な時間帯」が存在します。その「危ない時間帯」を、私は「ブラックタイム」と命名しました。

「ブラックタイム」を知り、上手に避けることができれば、まさかの「事故や病気」からあなたと家族の命を守ることができます。

ぜひ「ブラックタイム」と「上手なコツ」を知ることで、「人生のブラックタイム」を上手にやり過ごしてください。

石黒 源之 医学博士

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いしぐろ もとゆき / Motoyuki Ishiguro

医師、石黒クリニック院長。

1952(昭和27)年、岐阜県羽島市生まれ。自治医科大学卒業。

県立岐阜病院で新規にスタートした多科ローテイト臨床研修終了。医師が病気で無医村になった、久瀬村や和良村の診療所に勤務。その後、ニューヨーク市立大学マウントサイナイ病院に留学。1988(平成10)年、岐阜市で石黒クリニックを開業し、老人の幸せをテーマに医療を行う。

医療法人社団 医源会理事長、岐阜大学医学部臨床准教授、岐阜薬科大学非常勤講師、特別養護老人ホーム寿楽苑嘱託医、岐阜在宅医療研究所所長。

編著に『老人を幸せにする28の言葉』(角川学芸出版)、共訳に『実地医家のためのファミリィ・プラクティス』(廣川書店)などがある。

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