お色気「生中継アイドル」にハマる富豪の行状 拝金主義が蔓延する中国社会の縮図がある

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「他の人がプレゼントを贈ったら、『あ、今日は、自分は忘れた。贈らなきゃ』と思うこともあります。生中継を見ながら、『きょう彼女はきれいだなとか、セクシーだな』と思ったときにも贈ります。奇妙な心理です。私もよくわかりませんけど……、『あ、他人には負けられない』という感じですかね」

鄔には妻子もあるが、妻に文句を言われることはないという。奥さんにはこれよりも多く贈り物をするのかどうか尋ねると、「そりゃそうですよ。私は家庭に責任がありますから、あはは」と笑った。

ネット生中継の魅力とは?

鄔はネット生中継の魅力についてこう説明する。

「ほら彼女が『今日は何時に寝るの?』と聞いてきた。彼女は私のことをよくわかっているのですよ。だから、残業のときならば、一緒に夜を過ごしてくれる彼女のような感じですかね。テレビに出ている女の子とは交流できないでしょう。でもこれでは交流できます。話ができておしゃべりをしている感じです」

さらにネット生中継は、ただ見るだけのテレビやビデオとはまったく異なる娯楽だと強調する。

「彼女は毎日、同じではありません。昔は踊りも今みたいにうまくなかったです。だんだんうまくなっていきます」

それは、育てている感じですか?と聞くと、「そうです、そうです! 見ることで彼女を育てるのですよ」とわが意を得た、という勢いで続けた。その感覚は他の視聴者とも共有できるらしい。そこにも交流が成り立つ。

「たとえば、彼女に対して『黒い服はあまり似合っていない』と言うことができます。たくさんの視聴者が、赤い服のほうが似合うと言えば、彼女は赤い服を試しに着てみようとします。それも本当に面白いです」

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