キヤノンとの協業効果について瀧口社長は「(キヤノンと)お互いに同じことをやっているわけではなく、今回の買収は1と1を足して3にするようなものではない」とする。キヤノンもX線の画像を表示するデジタルラジオグラフィーなどの医療関連事業を展開しているものの、存在感は薄い。それもあって「シナジー効果の弱い買収」と指摘されることもある。
だが、「たとえば従来は医療に使われていなかったキヤノンの画像処理技術などを、医療用画像に応用することなどは可能だ」。瀧口社長は今後に期待する。
東芝メディカルは研究開発以外にも、生産面でキヤノンが築き上げてきたものを活用したい考えだ。キヤノンが長年培ってきた高い生産技術を生かすことができれば、原価低減などに効果が期待できそうだ。両社は互いの工場を見学し合うことなどによって、交流を進める。「生産方式の効率を追求したやり方をどう実現するか、計画を作り始めている」(瀧口社長)という。
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