ナポリタンも武器に、横浜老舗ホテルの逆襲

JR出身新社長が狙うクラシックホテル復権

ホテル、ニューグランドはレストラン、宿泊が好調に推移する(撮影:尾形文繁)

景気回復期待による観光支出の増加と、インバウンド(海外からの訪日客)の拡大により、ホテル業界が潤っている。東京都心部では2013年の初めごろから客室稼働率が回復してきたが、周辺地域でも春頃から底入れ感が顕著になっている。

横浜市の老舗ホテル、ニューグランドも12年12月~13年5月期(上期)の業績が上振れし、13年11月期予想を上方修正した。下期は修繕費を積み増す想定で利益は慎重予想だが、営業面での堅調は持続しそうだ。

5線の相互直通運転で横浜来訪が増加

上期の単独売上高は27億円(前年同期比3.6%増)、営業利益1.4億円(同12.6%増)。3月に最寄りの元町・中華街駅からの横浜高速みなとみらい線が直通運転する東急東横線と、東京メトロ副都心線が直結。副都心線は埼玉方面で東武東上線、西武池袋線に相互乗り入れしているため、直結で5線が相互直通運転されるようになり、横浜への来訪客が増加した。

発祥説が強いニューグランドのナポリタン

さらに昨今、当社が発祥の一つとの説が強いナポリタンスパゲッティや(シーフード)ドリアが静かなブームを呼んでおり、メディアへの露出も増えている。結果としてレストランや宿泊が好調に推移、売上高が当初予想を上回った。さらに、法人の宴会需要も「東京都心には遅れたが、5~6月ごろから回復基調に入った」(濱田賢治社長)。

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