ゴルフ「霞ケ関CC」問題でモヤモヤが残る理由

五輪会場にすることは、決着の見通しだが…

ゴルフの場合は特に自然を相手にするスポーツなので、夏場の霞ケ関CCはどんな状態なのか、芝は、風は、暑さは、といった情報を得ておくことで有利になる。

もし、霞ケ関CCが規則変更しなければ、また新たな会場コースを探し、たぶん改修が必要だろうから、その間は練習ができなくなり、完成時期次第では地の利がなくなる。日本選手に対して「アスリート・ファースト」ではなくなるということだ。

ゴルフ界にとって、五輪は大きなチャンスだ

費用面でも、霞ケ関CCは五輪に対応するコース改修を「自費」で賄って、すでに工事を終えている。新たに別のコースを会場に決めて、改修ともなれば、10億円単位のお金がかかるだろう。税金が新たに投入されるとすれば、ゴルフをやらない納税者に不満を感じる人もいるだろう。

ゴルフを知らない人に振り向いてもらうために、五輪は格好の舞台になる。メダルを獲得すれば、低迷するゴルフ業界にとってゴルフを知らない人にもゴルフを知ってもらういい機会になる。

日本選手をできるだけサポートしていくのが、これからのゴルフ界全体の仕事だと思う。いみじくも、青木功・JGTO会長は3月21日の会見で、こう言った。「これで五輪に向けて、ゴルフ界みんなが一つになってできることが喜ばしい」と。

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