「仲の悪い」若手と年配がわかりあえる方法 互いの話を聞き、立場を思いやれるか

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【4】人は信じたいものしか信じない

ときに自分の理解を超えた話が目の前に現れると、人は相手を間違っていると判断して思考を停止してしまいます。ベテラン社員は特にその傾向があります。自分の信じていること、ある意味で自分にとっての公理が否定されたり、理解してもらえなかったりすると腹を立てます。相手を否定することで自分を守ろうとします。自分の信念を疑うことが怖かったり面倒くさかったりするからです。

人は無意識に信じたいものだけを選んでいます。自分の都合のいいように話を解釈します。そして、どうしても受け入れられない価値観には拒否反応を示します。世代の違うベテラン社員と若手社員の間では価値観に違いがあって当たり前。ベテラン社員の間では常識と思われることでも、若手社員に通用するとは限りません。

では、両者が歩み寄れない場合、どうすれば良いでしょうか?

「強みを発揮できる場所が違う」という前提を持つ

【5】ダイバーシティ(多様性)を生かす

価値観の違いや能力の優劣で人を判断するのではなく「人それぞれ強みを発揮できる場所が違う」という前提を持っておくことが問題解決のヒントとなります。

個々の強みや能力の違いを「ダイバーシティ(多様性)を生かす」という観点から考えてみてください。

「ベテラン」と「若手」それぞれが得意分野で貢献することで相互補完ができたとしたら、自然と企業価値も高まるのではないでしょうか。

ただ意見がかみ合わないからという理由で互いに敬遠するのではなく、独自の持ち味を生かせば対立することなく新しい何かを生み出せる可能性が高まります。そのためにも「まずは、相手を理解する」ということがとても重要となってきます。

【6】相手の強みを理解する

相手の強みを見つける簡単な方法があります。「今いちばん楽しみにしていることは?」という質問です。楽しみにしていること、ワクワクすることにはその人ならではの強みが隠されています。人はみな心のどこかで「自分の強みを生かして自分らしくいられること」を楽しみにしています。

世間話のついでに上記の質問をしてみて、相手の強みを洗い出してみましょう。

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