ネクタイの結び方として、ウインザーノット・セミウインザーノット・ダブルノット・プレーンノット、この4タイプが有名です。160センチメートル程度の外国製ネクタイを、結び目がシンプルなプレーンノットで締めたとき、ベルト位置を超える長さになりがちなのかもしれません。一方、国内規格のネクタイを、結び目が複雑なウインザーノットで締めたとき、ベルト位置に剣先が届かない可能性があります。
必ずしもそうとは言い切れませんが、ネクタイの長さによって、結び方を変えられるビジネスマンは、「詰めが甘いということはない!」可能性が高いのではないでしょうか?
景気で変わる? ネクタイ幅の変化
1980年代のバブル全盛期、現在より太い幅9センチメートル程度のネクタイが主流だったといわれています。一方、リーマンショックがあった2000年代後半頃、ネクタイ幅は6~6.5センチメートル程度のナローネクタイと呼ばれる細身のタイプが流行りました。もはや定番となったナローネクタイですが、ビジネスシーンでは誤解を与えるリスクもあるため、特殊な業界を除いてお薦めしていません。
とはいえ、現在、ツープライススーツ量販店で扱っているネクタイは、幅7.5~8センチメートルのタイプが多く、バブル時代に比べ、全体的に細くなっています。必ずしも景気と連動しているとは言い切れませんが、時代によってネクタイ幅も変わります。このとき、併せてチェックしたいパーツが、ラペルと呼ばれる「ジャケットの襟」でした。ジャケットの襟幅とネクタイ幅を合わせることで、洗練された印象が生まれます。
女性のスカート丈と景気が連動しているというエピソードがありますが、ビジネスマンのネクタイ幅も景気と関係ないとは言い切れません。ジャケットの襟幅とネクタイ幅を合わせていることで、全体の印象に統一感が生まれます。ナローネクタイには、狭いラペル幅のジャケットを! 太いネクタイには、広いラペル幅のジャケットを合わせましょう。
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