複雑で理不尽な、比例代表選定の仕組み

ライバルは同じ政党の候補者、当選者ラインもバラバラ

全国比例とは言えど、結局は選挙区や他の選挙と同様、地元を固めるのが一番です。当選に何百万票も必要であれば、全国で活動する他ありませんが、数万~10万票で良いわけですので、10数万人程度の市を一つ完璧に固めるだけで、十分に当選することができるのです。

私が前回の衆議院総選挙で頂いた4万4,828票をそのまま参院選の比例代表に持っていくことができれば、当選の可能性が十分にあります。 しかし、繰り返しになりますが、参院選の比例代表で個人名を書いてもらうことは、他の選挙で一票を頂くよりもはるかに難しいことですので、なかなか計算通りにはいきません。

ちなみに、いわゆる有名人候補者も2期目の当選が大変です。有名人に入る票は、組織票と比べると固くない票であり、新たな有名人が出馬すれば、そちらに流れてしまいがちです。

また、初出馬の際はニュースなどで大々的に報じられますが、2期目はほとんど報じられないため、出馬していることすら気付いてもらえず、苦戦するのです。そのため、有名人候補者にとっては、2期目に生き残れるか否かが勝負になります。

そんなこんなで、ついにやってくる参院選投票日。アベノミクス、TPP、原発、消費税、外交、憲法改正・・・と課題が山積する中、これからの日本の行方を左右する、本当に大切な選挙です。

この連載は、政治家を実際に経験した立場から、政治家の心理や政治の内情をクローズアップし、これまでにない角度から政治を見る視点を皆さんに提供することを目的としてきました。

皆さんの「選択」の一助になれば幸いです。 必ず投票に行って下さい!

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カーリング人気萌芽の時代から、平昌五輪での銅メダル獲得まで戦い抜いてきた著者。リーダーとして代表チームを率いつつ、人生の一部としてカーリングを楽しめるにまで至った軌跡や、ママさんカーラーとして子育てで得た学びなどを語る。