「こつこつ」という日本語が突き付ける現実 今の自分の行動が未来を切り開く
人それぞれの「こつこつ」
「成功とは1%の才能より99%の努力」。おそらく、アメリカの発明家トーマス・エジソンの「天才は1%のひらめきと99%の努力」をもじった文句だと思われますが、これは私が中学1・2年生の時の担任の先生から、耳にタコができるくらい聞かされた言葉です。当時は、何度聞いても右耳から左耳へとスーっと聞き流していましたが、どこかでその流れは止まったのか、気がつけば私の人生の指針となっていました。
実際、今までの自分の道のりを振り返ってみると、人一倍がむしゃらに努力してきた半生だったと思います。たとえば、アメリカの大学院に留学していた頃は、1日に大量の英文章を読んでいたのですが、分からない英単語でいっぱいでした。
しかし、その日に調べた大量の英単語は紙に書きとめ、必ず寝る前にそれらすべてを覚えるまで、ひたすら雑記帳に書いて発音するということをしていました。この習慣は帰国してからも続き、今ではある程度の英語の書物であれば、辞書がなくても読めるようになりました。過去にできなかったことが、日々の努力によって気がつけばできるようになっていた感動、多くの方が共感されるのではないでしょうか。
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