「トランプ関税か…え、無印良品はほぼ影響ナシ!?」 業績復調で株価も上昇の良品計画、《アジア・郊外中心》出店戦略から好調を読み解く

トランプ関税の影響があまりなさそうな無印良品こと良品計画。背景には、同社のこれまでの歩みがある(撮影:今井康一)
アメリカ・トランプ大統領による「トランプ関税」があらゆる業界を揺るがしている。現在は90日間の執行停止中ではあるものの、今後の展開は予断を許さず、対応策に各国が追われている状況だ。
日本のチェーン企業も例外ではない。近年では国内での拡大が限界であることを背景にアメリカなどへの出店を精力的に行う企業も多い。「トランプ関税」の影響を受ける恐れがあるのだ。
ただ、その影響が限定的な企業も、ある。その一つが、無印良品を展開する「良品計画」である。
偶然が重なったこともあるが、無印良品の近年の政策は期せずしてトランプ関税に対する防御策になっているのだ。
アジアでの出店を伸ばしているので、トランプ関税の影響が少ない
良品計画がトランプ関税に強い理由はなにか。その一つが、同社は中国をはじめとするアジアを中心に出店を伸ばしていることだ。
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