「トランプ関税か…え、無印良品はほぼ影響ナシ!?」 業績復調で株価も上昇の良品計画、《アジア・郊外中心》出店戦略から好調を読み解く

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国内、欧米、アジアとそれぞれの現状を把握し、改善策を地道に実行したことで、こうした高収益を実現させているのだ。

無印の快進撃はどこまで続くか

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一方、良品計画の「絶好調」状態がどこまで続くかは未知数だし、トランプ関税だけでなく、特に無印良品が近年力を入れている食品については原材料の値上がりも度々話題になる。

加えて、中国市場がいくら安定しているとはいえ、政治的な混乱が起きないとも限らない。

むしろ中国市場の混乱があったときには、危機的な状況になることも指摘しておくべきだ。

ただ、先ほども述べた通り、現在の良品計画は着実な経営を行っているようにみえ、その点でどこまで無印良品が成長できるのか、楽しみであることには間違いがない。

谷頭 和希 都市ジャーナリスト・チェーンストア研究家

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たにがしら・かずき / Kazuki Tanigashira

都市ジャーナリスト・チェーンストア研究家。1997年生まれ。早稲田大学文化構想学部卒業、早稲田大学教育学術院国語教育専攻修士課程修了。「ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾 第三期」に参加し宇川直宏賞を受賞。「東洋経済オンラインアワード2024」でMVPを受賞。著作に『ドンキにはなぜペンギンがいるのか』 (集英社新書)、『ニセコ化するニッポン』(KADOKAWA)、『ブックオフから考える 「なんとなく」から生まれた文化のインフラ』(青弓社)がある。テレビ・動画出演は『ABEMA Prime』『めざまし8』など。

X:@impro_gashira

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