最新!「新・企業力ランキング」トップ300社

1位富士重工業、財務で計る企業の実力

前回と同じく3位は村田製作所(3765点)。世界トップのセラミックコンデンサーが柱の同社は成長性919点、収益性859点、安全性987点、規模1000点と成長性・安全性の高さでトップ3入りを維持した。

2016年3月期は売上高1兆2108億円で、当期利益は2037億円で最高益を更新。自己資本比率も81.0%と高く、財務基盤は厚い。ただ、2017年3月期は減収減益予想で成長性・収益性はダウンが予想される。

4位は前年33位から急上昇した日本ペイントホールディングス(3750点)。アジア合弁会社の連結化で売上高は2015年3月期2605億円から2016年3月期は5357億円まで増加した。

売り上げは急増し、成長性は1000点の満点。収益性842点、安全性948点、規模960点とバランスよく得点した。これまで化学業界では、21位信越化学工業(3589点)や42位富士フイルムホールディングス(3526点)などが強かったが、新顔として業界トップに躍り出た。

キーエンスは前年24位→5位へ躍進

5位は前年24位から大きく順位を上げたキーエンス(3749点)。FAセンサーなど検出・計測制御機器大手の同社は、生産は国内の他社工場などに任せる「ファブレス企業」の代表格でもある。成長性876点、収益性875点、安全性998点、規模1000点と安全性、規模の高得点で上位に浮上した。無借金経営で安全性の高さが際立つが、ここ数年は変則決算で若干わかりにくいものの売り上げも大きく伸ばしてきた。さらに上位入りもありそうだ。

6位はファーストリテイリング(3748点)。8月決算のため、2015年8月期までが対象となっている。成長性910点、収益性853点、安全性985点、規模1000点で安全性、規模が高得点。小売業で唯一のベスト10位入り。89位セブン&アイ・ホールディングス(3439点)、141位ニトリホールディングス(3351点)などに大きな差をつけた。

7位は日立金属の3737点。売上高は1兆円を超え、利益水準も高く成長性は992点と高得点。安全性も908点と高い。2017年3月期は減収減益見込みだが、中長期的には成長軌道に乗りつつある。

8位はスマホゲーム「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」が収益の柱であるガンホー・オンライン・エンターテイメント(3703点)。規模は787点と中堅レベルだが、成長性1000点、収益性1000点で、前年12位からさらに順位を上げた。9位はSMC、日本電産、飯田グループホールディングスの3社が3654点で並ぶ。

2014年10月に上場して、今回、本ランキングの初対象となったリクルートホールディングスが3617点で14位。サービス業では18位楽天(3614点)、25位オリエンタルランド(3579点)などを抑えて業界トップとなった。収益性(843点)と安全性(979点)が高く、今後、さらに上位を狙えそうだ。

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