「ほめ方が下手な人」に共通する残念な考え方

自分目線を基準にしていたら相手に届かない

このタイプの人は、そもそもほめられた経験がほとんどありません。ほめて、ほめられてよかったと思えることが、今までの人生でなかったのでしょう。

妻や恋人に「きれいだね」だけでは物足りない

私は、いろいろな機会、いろいろな場所で、ほめ言葉について話をしています。その際、必ずといっていいほどぶつけられるコメントがあります。

「ほめる? どうせ、奥さんに『きれいだね』と言っておけば家庭円満、というやつでしょう?」

ほめ言葉を、単なるお世辞やおべんちゃらと勘違いしています。これは大いなる誤解。そもそも、奥さんや彼女に「きれいだね」だけでは物足りません。確かに、時と場合によって、「きれいだね」と言うこともあるでしょう。ただ、決して上手なほめ言葉とはいえません。

では、どう言えばいいのか。ほめるときに、もう一言添えてほめることです。たとえば、次のように言うとよいでしょう。

「かわいいね、その服似合うよ」
「毎日、生き生きしているね」
「最近、やせてきれいになったね」

こうした言葉は、毎日、ちゃんと観察していないと言えないものです。ほめられた側も「自分のことを、とても気にしてくれている、関心を持ってもらっている」と感じ、満ち足りた気持ちになるはずです。

さらにもう一歩進んで、相手の振る舞いや内面をほめられればベストです。

「一緒にいると楽しいよ」
「今日のご飯すごくおいしいね」
「君と結婚してよかった」

振る舞いをほめることは、相手の人間性をほめることにつながるため、愛情や”好き”という感情が伝わり、心が満たされるのです。

あなたは職場の人の好きな食べ物を知っていますか? その理由を知っていますか? ちゃんと答えられる人は少ないのではないでしょうか。きっとまったく答えられなくて、身近にいる人のことを、意外に知らないことに驚いたのではないでしょうか。

次ページ逆の視点に立って考えると…
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カーリング人気萌芽の時代から、平昌五輪での銅メダル獲得まで戦い抜いてきた著者。リーダーとして代表チームを率いつつ、人生の一部としてカーリングを楽しめるにまで至った軌跡や、ママさんカーラーとして子育てで得た学びなどを語る。