「もったいない」の日本語に隠れた本当の意味

私たちは支え合って「生かされている」

今回は「もったいない」という言葉について考えます(写真 :タニホ / PIXTA)
浄土真宗本願寺派僧侶でありながら、通訳や翻訳も手掛ける大來尚順氏による連載『訳せない日本語~日本人の言葉と心~』。エンターテインメントコンテンツのポータルサイト「アルファポリス」とのコラボによりお届けする。

注目された言葉

アルファポリスビジネス(運営:アルファポリス)の提供記事です

2004年に環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニア出身のワンガリ・マータイさん。この方が環境を守る世界共通語として「MOTTAINAI(もったいない)」を広めることを提唱し、国内外で「もったいない」という言葉が注目を浴びたことは、多くの方がご存知だと思います。

その後、地球環境に負担をかけないライフスタイルを通して、持続可能な循環型社会の構築を目指す活動として「MOTTAINAIキャンペーン」がスタートしました。そのキャンペーンの説明によれば、マータイさんは、日本語の「もったいない」という言葉を知り、この言葉の意味に該当する別の言葉を他言語にも探したそうです。しかし、「3R+Respect」という精神のすべてを網羅する言葉を、「もったいない」以外には見つけることはできなかったそうです。

「3R」とは、「Reduce(ゴミ削減)」「Reuse(再利用)」「Recycle(再資源化)」のことを指し、最後の「Respect」はかけがえのない地球資源に対する尊敬の念のことです。マータイさんは、これらをすべて包括するのが「もったいない」という言葉だと定義されたのです。こうして日本語が大切な精神として世界から注目を受けたことはとても誇らしいことだと思います。

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