残業を「会社のせい」にする人に欠けた習慣 早起きすれば「仕事のムダ」も見えてくる?

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では、朝の「余白」はどのように作ればよいのでしょうか。中には「私の会社は残業体質だから、そもそも早起きなんて無理」と、最初からあきらめている方もいらっしゃるかもしれません。でも、その残業は本当に必要なものですか?1度、腰を据えて自分の仕事を見直してみてください。着目すべきは、以下の2つのポイントです。

・「指示待ち残業」をしていないか。

・仕事に自分なりの「見極めポイント」を作っているか。

まず、「指示待ち残業」とは、あなたが指示の内容をきちんと確認しなかったために生じてしまう残業です。たとえば、こんな経験はありませんか。上司から企画書作成の指示を受けたとき、その内容を完全に把握しないまま請け負ってしまい、案の定作業中に上司に確認しないとわからないことが出てきてしまった。でも上司は会議や外出でなかなか戻ってこず、結局チェックしてもらうまでに3時間待ってしまった……。でも、これは指示を受けた時点で上司ときちんと内容の摺り合わせをしていれば、防げたはずの残業です。

だらだら残業を防ぐコツ

次に「見極めポイント」とは、自分の中での「ここまで出来たらよし」という基準のことです。仕事は、時間をかければその分いいものができるとは限りません。自分なりの基準を決めず、いつまで経ってもだらだら仕事をしていれば、時間はいくらあっても足りません。

とはいえ、自分がなぜ毎日残業をしてしまっているのか、そしてどこまでやったら割り切っていいのか、多忙な日々の中でこうしたことをじっくり考える機会は、意外とありません。

そんな人こそ、思い切って早起きをして、これまでの自分の仕事の成果を振り返って欲しいのです。これまでの経験の中で、ろくに指示を確認せずに見切り発車をしてうまくいかなかった事例、割り切ったことでうまくいった事例などを積み上げていきます。これを繰り返すことで、徐々にどこまでやったら仕事を終えていいのかがわかってきます。

すると、これまで会社の体質のせいだと思っていた残業が、自然と減っていくはずです。帰宅時間を早めれば、無理なく朝に「余白」の時間を設けることができるはずです。

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