鉄道での「箱根駅伝」観戦はここがベストだ 駅近くの観戦ポイントを効率よく回るには
■登山鉄道が最寄りの小田原中継所
国府津から先、駅伝コースは東海道線から離れる。この先で駅から行きやすい観戦ポイントは、4区から5区へと変わる小田原中継所である。今大会では4区が2.4キロメートル延長され、その分5区が短縮されたことが勝負にどう影響するか注目を集めているが、まさにその中継所だ。かまぼこの「鈴廣」前で、箱根登山鉄道の風祭駅からは徒歩2分だ。
箱根登山鉄道は、おおよそ15分〜20分に1本の運転。今回より2.4キロメートル手前だった昨年の小田原中継所通過時刻は12時06分だった。ここから考えると、今回の中継所通過に間に合うためには、遅くとも小田原12時01分発(風祭12時08分着)に乗るべきだろう。この次だと小田原12時17分発となってしまう。小田原12時01分発の登山電車に間に合うためには、大磯なら11時30分発、国府津なら11時45分発の電車がギリギリだ。
往路ゴールは朝からバスで
続いての観戦ポイントは箱根湯本駅前だが、電車の本数と所要時間を考えると、小田原中継所と両方見ることは難しい。
箱根湯本から先は、小涌谷駅付近まで箱根登山鉄道と駅伝コースが付かず離れず並行する。大平台駅や宮ノ下駅、小涌谷駅で降りれば5区の山上り区間を見ることができる。
小涌谷駅付近では、今や箱根駅伝コース中唯一の踏切となった「小涌谷踏切」があり、選手が通過する際は電車を停めることで知られる。鉄道ファンには注目の場所だ。
この付近を過ぎるともはや並行路線がなく、鉄道で追いかけることは不可能だ。バスも交通規制の関係で運休している路線が多くある。芦ノ湖の往路ゴールを見るには、当日の朝8時〜10時の間に随時運行される、箱根湯本駅発の臨時直通バスを利用するのが無難だろう。
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