「物知りなだけの50代」に今や何の価値もない

「2ちゃん」もTVも幅広く見て自ら意見を持て

知識をもった年配者が珍重される時代は、もう終わりました。これからは、「何を知っているか」より「どう考えるか」が問われます (写真:IYO / PIXTA)
少子高齢化が進み、医療や年金の対象年齢の引き上げが進む中、65歳で定年退職したからといって、悠々自適な隠居生活を思い描くことは、難しくなってきました。
そんな「高齢者現役社会」を目前に控える50代の社会人に向けて、精神科医、文筆家、映画監督と、50歳を超えても新しい世界で活躍し続ける和田秀樹氏が、50歳からでも新しい世界を開き、勉強を続けるための秘訣をお伝えします。

 

学生時代から40代まで、私たちの勉強は、ほとんどすべてが知識のインプットだったと思います。もちろん、いくつになっても、常に新しい情報知識に触れ、それを吸収していくことは重要です。

しかし、知識量そのものを競うのであれば、AIには敵いません。それに、現代は、少しネットで検索すれば、たいていの知識は誰でもすぐに入手できる時代です。ひと昔前のように、物知りだからといって、尊敬されることはありません。それどころか、何かに書いてあった知識、誰かが言っていた情報をそのままひけらかすだけの人は、冷笑されるだけです。

 50代からは「自分の意見」を持つことに価値がある

では、何が問われるのか。それは、インプットした知識、情報に対して、その人なりの独自の解釈、分析、視点など、それらに基づく「意見」を呈示することです。それができて初めて、「このことについて、あの人だったら、どういうことを言っているだろうか」と多くの人が期待し、集まってくるのです。

次ページ池上彰氏が人気の理由
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 離婚親の選択
  • 御社のオタクを紹介してください
  • 競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 若者のための経済学
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
親子で話し合う<br>相続・終活・お墓

親子の3大難題を解決に導く決定版。相続で「もめない」23の鉄則、子や孫が助かる「生前贈与」のフル活用法、財前直見さんが勧める「ありがとうファイル」の作り方、「免許返納」で親を説得するポイントなど最新情報を満載。

  • 新刊
  • ランキング