廃線にしたくない!今乗るべき地方路線10選 利用者減少で厳しい路線は沢山ある

✎ 1〜 ✎ 21 ✎ 22 ✎ 23 ✎ 最新
拡大
縮小
雪景色の中を走る秋田内陸縦貫鉄道(写真:misago26 / PIXTA)

12月4日かぎりで、JR北海道は留萌本線の末端区間(留萌-増毛)を廃止した。これに先立つ11月には、ほかにも単独では維持が困難だという路線を大量に公表しており、事態は極めて深刻である。また、JR西日本も2018年3月末で三江線の廃止を発表するなど、ローカル線に関しては暗い話題ばかりである。

しかし、これにとどまらず、極めて苦しい状況にあるローカル線は多数存在している。そんな中から、何とか廃止を免れるためにも応援したい路線を10線ピックアップしてみた。もちろん、ほかにも苦しい路線は多々あるが、定期的に観光列車が走るわけでもなく、メディアで取り上げられる頻度が多いとは言えない路線を取り上げてみた。

まずは以下の路線について、機会を見つけて乗りに行ってみようではないか。なお、北海道については別途考えてみたいと思う。

冬こそ訪れたい雪景色の見事さ

1)秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線(秋田県:角館-鷹巣)

この連載の過去記事はこちら

「あきた美人ライン」という愛称のある魅力的な第3セクター鉄道だ。秋田新幹線の角館駅に隣接した駅から北上し、マタギの里とも言われる人跡未踏の山間部を経て、奥羽本線鷹巣に至る94.2キロメートルの長大な路線である。

カラフルな秋田内陸縦貫鉄道の車両(筆者撮影)

秋の紅葉は目の覚めるような見事さで、東北でも指折りの景勝路線。厳冬の雪景色の中を行く列車旅も捨てがたい。地元のおばちゃんたち手作りの郷土料理でもてなしてくれる「ごっつぉ玉手箱列車」は、楽しくお腹が一杯になるイベント列車だ。それでも、沿線の過疎化は進む一方で、何度となく廃止が噂されている。JRでのアクセスは悪くないので、応援の意味を込めて乗りに行きたい。

次ページ急行とともに消えたかつての賑わい
関連記事
トピックボードAD
鉄道最前線の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT