今さら聞けない!「ドローン」は何が凄いのか ラジコンとの「3つの決定的な違い」とは
建設現場での測量、橋の点検などのほか、救急医療の現場で、さらにはディズニーワールドの「光のショー」で、ドローンが活躍する場面が増えている。そもそもドローンは「ラジコン」とは何が違うのか?
ICT・メディア市場の5年後までを占う『ITナビゲーター2017年版』の筆者が、ラジコンを超えるドローンの最新の活用事例と近未来の可能性を展望、さらなる普及に向けての課題を指摘する。
ドローンの本当のすごさ、3つのポイント
2013年ごろから注目が集まっている「ドローン」。近年、さまざまな用途へ活用され、ビジネスの世界ではますます重要性が高まっている。
しかし「本当は何がすごいのか」「従来のラジコンと比べてどこが違うのか」という点は、意外と知られていないことも多い。そこでここでは、ドローンの本当のすごさを、ラジコンと比較する形で紹介していく。
ポイント1:飛行安定性と低価格化
第1のポイントは、利用者の裾野を大幅に広げた飛行安定性と低価格化である。
従来の飛行機、ヘリコプター型のラジコンは非常に高価なうえ、少しの操作ミスでも墜落するため、一部の趣味層にしか取り扱えない代物であった。それが、安価なドローンであれば1万円以下で手に入り、複数のプロペラを持つマルチコプターは飛行安定性にも優れている。まっすぐ離陸させるだけであれば、初心者でもすぐに操作法を習得できる。
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