日経平均は後場崩れ200円安の安値引け アジア株安で後場に入り相場つきが一変

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アジア市場の下落受け後場は売り優勢

後場は前引けより17円高でスタート。しかし、引き続きアジア市場が軒並み軟調なことや、為替が円安一服から再び1ドル=100円台と円高に傾いたこと、さらには市場エネルギーにやや欠ける中、12時50分すぎから13時30分頃にかけて先物に小口の売り物が断続に出たことから、それに引っ張られる形で日経平均もマイナスへと転じた。終盤にかけては一段と売り優勢となり、日経平均はこの日の安値で取り引きを終えた。

東証1部では全体の75%にあたる1285銘柄が値下がりした。値上がりは325銘柄、変わらずは100銘柄。業種別では、東証33業種のうち紙・パルプを除く32業種が下落した。下落率トップは、米国での長期金利上昇から売られた三菱地所などの不動産で、下落率は3%を超えた。出来高、売買代金ともトップは断トツで東電。 

米国では今晩のアルコア決算を先陣に、今週から主要企業の4~6月期決算発表が本格化する。国内イベントとしては10~11日の日銀金融政策決定会合後に開かれる黒田日銀総会の会見が注目ポイント。

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