各大学の就職支援も、企業や働く社会人との直接接点の機会を広く学生に知らせておきたいという思いが強く、積極的に広報しています。その結果、数年前までは、インターンシップを利用する学生は1割程度でした。それが昨年は4割ほどになり、今年は5割に迫る勢いだと感じています。
内定のない4年生も行動が肝心
リクナビ上のインターンシップ情報に対するアクションは、エントリー数も参加者数も大きく増えています。大手企業には応募が殺到するため、落ちることもあるかもしれませんが、それでも、その行動は無駄にはなりません。インターンシップのための説明会やES、ウェブテストを経験することで、2017年の3月1日以降に体験するはずのもろもろのシミュレーションができた、と思えばいいのです。あるいはインターンに行ってみて、この会社は自分には合わない、と分かるのでもいいのです。
まだ、自分のやりたいことが見つからないという人こそ、行動を起こしてみてください。多くの学生と会って話しても、もともと自分のやりたいことがある人なんて、ごくわずかです。知らないことに対して、やりたいという気持ちは生まれません。まずは動いてみることです。
実は「行動を起こしてください」という思いは、まだ内定が出ていない2017卒予定の現4年生にもお伝えしたいことです。内定が出ていない4年生にとって今はつらい時期。就職が決まった友人たちは遊んでいる、3年生がリクルートスーツを着て活動を始める。大学に行きづらくなると思いますが、情報から遠のいてしまうのは、決して得策ではありません。
B to Bのサービスや製品を提供する会社など、優良ながら知名度の点で募集人数を充足できず、採用活動を継続している企業もあるのです。こうした情報は取りに行かなければ得られません。そんな求人との出会いにお薦めなのが、新卒紹介サービスや大学の求人の活用です。大学が行う、4年生向け就職支援の取り組みを積極的に活用して、チャンスを生かしていただきたいと思います。
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