日本オラクルが口コミ向上サービスに邁進 遠藤社長、「人の口に戸を立てる」と強調

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買収で膨らむ事業の拡販も

オラクルは8年間で92社の買収を行ってきた。サンマイクロシステムズやBEAシステムズ、ピープルソフト、シーベル、ハイペリオン、ライトナウなどが大きいが、この1年間だけでもクラウド領域を中心に10社を買収している。当然、日本オラクルにも次々と新しい事業が加わることになる。

前期の増収に大きく貢献したのが、カスタマーエクスペリエンスの中核製品でもあるライトナウ。日本法人の人材も引き入れたことが奏功し、貢献が大きかった。

一方、人材管理ソフトのタレオは日本法人がなく、日本にはなかったサービスだっただけに、前期は苦戦した。まずは、グローバルに展開する企業をターゲットに、海外での人材採用、管理ニーズを狙っており、今2014年5月期が勝負の年となりそうだ。

こうしたことを踏まえ、遠藤社長は新年度の基本方針として、「マーケットカバレージ強化」「すべての製品で高いシェア」「コラボレーションの促進」「顧客満足度の向上」の4つをあげた。

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