星野源「非イケメン」なのに絶大な人気の理由 「逃げ恥」が好評!「才能なし」なんて関係ない
マルチな活動をする上での注目ポイントは、中学生時代に演劇と音楽を同時進行ではじめたこと。1つのことに集中しがちな年代で、2つの活動を続けるのは異例であり、「どちらも中途半端に終わる」「大成しない」という反対の声も多かったようです。
しかし星野さんはその後も、「いろいろな人に『やりたいことは一本に絞れ』と言われ続けた」ものの、芝居と音楽の両方を続け、さらに文筆もはじめました。中学生時代から変わらない自由なメンタリティと継続性が、大人になってからの高評価につながっている気がします。
ビジネスパーソンにとって参考になるのは、マルチトライの大切さ。星野さんはイケメン俳優やアスリートのような飛び抜けたスキルがない分、マルチトライし、それを続けることで、ゼネラリストとしての魅力を築き上げていきました。「僕には飛び抜けたスキルがない」と感じているビジネスパーソンも、マルチトライを続けることが後の成功につながるのではないでしょうか。
驚くべき「相手不問」のコラボ特性
星野さんのプロフィールを見ていて、もう1つ特筆すべきは、コラボ特性の高さ。
同じ高校出身のメンバーとインストバンド『SAKEROCK』を結成したほか、超個性派劇団『大人計画』のメンバーに入り、映像制作ユニット『山田一郎』を主宰。雑誌『テレビブロス』で細野晴臣さんと連載し、著書でもきたろうさんや又吉直樹さんらと対談しました。バナナマンを筆頭に芸人との共演も多く、「年齢・職種・キャリアの違いを超えて人とコラボできる」懐の深さを見せています。
思い出されるのは、2013年の主演映画『箱入り息子の恋』でのエピソード。同作は星野さんが『逃げ恥』の平匡と同じ“交際歴ゼロの35歳”を演じた代表作ですが、相手役の夏帆さんについて「実際に会ってみて、もちろんかわいいと思いましたが、媚びないし、男気もあって『カッコイイ』という印象に変わりました」と熱っぽく語っていました。
さらに、作品のテーマであるお見合いについて聞かれると、「悩みますけど、夏帆ちゃんが来るならやります。世の中の男全員そうだと思います。行かざるを得ないです」とベタボメ。最後には、「お見合いは人(誰とするか)によります」とぶっちゃけて爆笑を誘いました。
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