なぜ情報鎖国・北朝鮮で携帯が増えている?

わずか1年強で保有台数が2倍、200万台を突破

エリート層はやっぱりカネを持っている?

一方で、北朝鮮の経済レベルで高価な携帯電話を買えるのは一部の富裕層だけではないかという指摘もある。実際に、携帯電話の端末価格は平均して350米ドルだが、それに対して国民の平均月収は15ドル程度だ。毎月の使用料だけでも10米ドル程度はかかる。

だが、加入台数が200万台を超えたということは、1人1台としても、購入できる富裕層が200万人いることになる。前述したように北朝鮮の人口は2400万。富裕層がそれだけ北朝鮮にいると考えられるだろうか。

北朝鮮の携帯電話売り場には、ユーロなどの外貨を握りしめて購入している者がいる。経済的に無理してでも、子供などに買ってあげる家庭も、北朝鮮には多いようだ。北朝鮮の携帯電話普及には、北朝鮮の国民が携帯電話を買って持ち続けられるほどの収入があること、あるいは、北朝鮮国民が表に出ない形で、外貨やそれ相応の北朝鮮ウォンを稼ぐ方法を持っている現状が浮かびあがってくるといえそうだ。

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