肥満や喫煙「やっぱり健康に悪い」という根拠

生活習慣病の予防知識を把握しておこう

生活習慣病になりやすい人の傾向とは?(写真:msv/ PIXTA)
冬こそ、生活習慣病になりやすくなる危険性があります。高血圧、糖尿病、脂質異常症(高脂血症)など、患者数が非常に多い病気です。これからは忘年会に、クリスマスに、新年会に、楽しいイベントが盛りだくさんですから。いっぱい食べて飲んで、寒くて外にもなかなか出たくなくなり、運動不足にもなりがちだとも考えられます。こんな生活習慣を続けてしまうと、文字通り“生活習慣”病まっしぐらです。
とはいっても、お酒や美味しい食事を一切絶つのは無理な話ですし、人生がつまらなくなってしまいますよね。そこで生活習慣病の予防が大事になります。では、どんな方法が有効なのでしょうか? 『データでまるわかり! 国循のなぜこれが生活習慣病にいいのか?』の著者である「国循(こくじゅん)」こと国立循環器病研究センターの予防健診部が、効果の見込める予防法を解説します。

これで、節酒や運動が3日坊主にならない!

生活習慣病を予防できる方法は、実はだいぶ限られています。連日、テレビやインターネットで様々な健康法が飛び交っていますが、確かな根拠がないもの、解釈が間違っている方法もかなりあるのです。例えば、トマト健康法、キャベツダイエットなど同じ食材を集中的に食べる方法などは、わかりやすく実行に移しやすいことから人気があるようですが、そもそも偏った食事自体が医学的にはよいとはいえません。

何が医学的にも信頼性の高い方法なのかと言いますと、肥満防止、節酒、運動、禁煙、減塩などになってきます。予防法として斬新な方法があるわけではなく、ほとんどの人が既に知っている方法ばかりかもしれません。ただ、「お酒は控えめにしましょう」「運動しましょう」といっても、継続しないといけませんし、運動はそのための時間がとれないなどで、なかなか実行に移せないのも現実だと思います。

でも、実行しない理由としては、意欲も大きく関係すると思うのです。心底いいと思う方法なら、多少忙しくても、好きなものをたくさん飲み食いしたくなった時でも、行動に移すのではないでしょうか。

そこでご提案したいのが、節酒や運動によって実際にどの程度体に変化が起きるのかのデータを見ることです。データを見れば、節酒や運動にがぜんやる気がわいてくるはずです。

忘年会のシーズンになりますと、暴飲暴食になりがちで、これが肥満を助長させます。ただ、暴飲暴食に限っていえば、仕事、あるいは家族や友人との人間関係によるストレスで、してしまう方も多いでしょう。暴飲暴食が健康上よろしくないのは自明ですが、では実際にどれくらい問題があるのか、データで見てみましょう。

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