肥満や喫煙「やっぱり健康に悪い」という根拠 生活習慣病の予防知識を把握しておこう
これで、節酒や運動が3日坊主にならない!
生活習慣病を予防できる方法は、実はだいぶ限られています。連日、テレビやインターネットで様々な健康法が飛び交っていますが、確かな根拠がないもの、解釈が間違っている方法もかなりあるのです。例えば、トマト健康法、キャベツダイエットなど同じ食材を集中的に食べる方法などは、わかりやすく実行に移しやすいことから人気があるようですが、そもそも偏った食事自体が医学的にはよいとはいえません。
何が医学的にも信頼性の高い方法なのかと言いますと、肥満防止、節酒、運動、禁煙、減塩などになってきます。予防法として斬新な方法があるわけではなく、ほとんどの人が既に知っている方法ばかりかもしれません。ただ、「お酒は控えめにしましょう」「運動しましょう」といっても、継続しないといけませんし、運動はそのための時間がとれないなどで、なかなか実行に移せないのも現実だと思います。
でも、実行しない理由としては、意欲も大きく関係すると思うのです。心底いいと思う方法なら、多少忙しくても、好きなものをたくさん飲み食いしたくなった時でも、行動に移すのではないでしょうか。
そこでご提案したいのが、節酒や運動によって実際にどの程度体に変化が起きるのかのデータを見ることです。データを見れば、節酒や運動にがぜんやる気がわいてくるはずです。
忘年会のシーズンになりますと、暴飲暴食になりがちで、これが肥満を助長させます。ただ、暴飲暴食に限っていえば、仕事、あるいは家族や友人との人間関係によるストレスで、してしまう方も多いでしょう。暴飲暴食が健康上よろしくないのは自明ですが、では実際にどれくらい問題があるのか、データで見てみましょう。