起業ブーム再び!今、“81世代"が面白い YJキャピタルCOO 小澤隆生氏に聞く

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日本はいちばん稼げる市場

――今回の起業ブームはまだ続きますか?

今回のブームを引っ張ったのはゲーム業界。パズドラもそうですけど、1発当たると、月の利益が100億円以上出るわけです。面白いゲームを作ればそこまでいけるとなると、ちょっと賢い子であれば一度はチャレンジしますよね。コンピュータ1台あれば、ゲームは作れますから。

最近、東南アジアも回っていますが、僕が訪れた会社は、「ゲームで1発当ててやるぜ」という感じでしたね。すでにゲームは国境を越えたグローバルビジネスになっています。

その中でも、いちばん稼げるのは日本。アメリカよりもどこよりも稼げます。今の日本人は、ものすごいゴールドラッシュの金山のど真ん中にたまたま住んでいるわけです。こんなラッキーな環境にあって、チャレンジしないというのは、みんながつるはしを持って金山を掘っているのに、横でそれをただ見ているだけという感じです。もちろん、ほとんどのチャレンジは失敗に終わると思いますが、当たるとその幅がでかい。

起業はやっぱり、バカみたいな成功事例がいくつか出てくるのがすごく重要です。かつてガラケー時代に着メロが盛り上がった際も、こんな感じでした。時価総額が何千億円もついて、利益もバカみたいに儲かったんです。

今回のブームは、前回よりも少し成功の可能性が上がっている気がします。起業という点ではすごくよい環境です。ゲームビジネスそのものによって、世の中が改善していくような感じはしませんが、おカネが回りだすことによって、相対的に社会的に役立つサービスが生まれ、何かしらの好循環が起きる可能性は十分あります。その意味で、今はいい時代だと思いますよ。

(撮影:梅谷秀司)

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