マイクロソフト、「iPad」対抗策の実情

タブレット「サーフェスRT」、期間限定で値下げ

緊急会見は日本マイクロソフト本社が入居するビルの1Fロビーで急きょ行われた(写真は樋口泰行社長)

日本マイクロソフトは6月13日、今年3月から日本国内で販売しているタブレット「Surface(サーフェス)RT」の本体価格を、14日から1カ月限定で値下げすると発表した。7月14日まで一律1万円下げ、最安価格(32GB仕様)は3万9800円となる。5月31日に値上げを実施したアップルの「アイパッド」(iPad)の“逆張り”となる。

「RTはアイパッド対抗機。(小型仕様の)アイパッドミニ(iPad mini)よりも3000円安いアグレッシブな価格とした」。13日、東京・品川の本社で急きょ会見した日本マイクロソフトの樋口泰行社長は、アップルへの対抗心をむき出しにした。

ワードやエクセルなどが使えるのが特徴

RTはワード、エクセル、パワーポイントなどのマイクロソフト純正ソフトが搭載され、キーボード(タッチカバー付きタイプに搭載)やUSBポートなどが使えるのが特徴だ。パソコン市場を侵食して拡大してきたタブレット市場を牽引してきたアイパッド対抗を強く意識しており、ハードウエアとソフトウエアを別のメーカーが担当する“水平分業”の形を崩してまで、マイクロソフトが開発したマシンだ。

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プレゼンには、iPadとの価格比較表も用意されていた

マイクロソフトは昨年10月、欧米や中国などでRTを先行投入。日本市場では3月15日に発売した。「われわれの予測を超える好調な販売状況」と樋口社長は言うが、国内のタブレット市場では先行しているアイパッドのブランド力が強く、「シェアではアイパッドにまだ及んでいない」(樋口社長)。

一方、“仇敵”のアップルは円高ドル安を理由として、日本におけるアイパッドの値上げを表明した。マイクロソフトはボーナス商戦が本格化している今の時期を勝機と見て、アップルとは完全に逆方向の価格戦略を採り、RTのシェアを上げたいという思惑であろう。

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