赤ちゃんが3秒で泣き止む!「魔法の抱っこ」 日々悩んでいる親たちに伝えたい
まずは、股関節脱臼の予防です。アジア人は股関節脱臼になりやすく、その予防法として、ベビーを「M字開脚」にするということが挙げられます。どの育児本でも掲載されていることですが、残念ながら実践されている方が少ないのが現状です。
ベビーはまだ体が形成されていないため、股関節に横から衝撃を与えてしまうと、股関節脱臼になりやすいため、M字開脚にすることが重要なのです。これは抱っこのときに限った話ではありません。授乳のとき、寝かせるとき、おむつを替えるとき……、どのシチュエーションでもベビーの脚はM字開脚にすること。
そして、M字開脚をすると、ベビーの体は頭から脚にかけて「も」の字を描くのように、「まぁるく」なります。そのため、「まぁるい抱っこ」と呼んでいます。ベビーを無理矢理まぁるくしているのではなく、ベビーが自然とまぁるくなるのです。
もうひとつの理由は、抱っこで「ベビーの声」を聞くためです。抱っこの仕方を間違えてしまうと、それだけでベビーは不快になってしまいます。「まぁるい抱っこ」で心地よくなることで、ベビーが身も心も委ねてきます。
「3秒で泣き止み、3分で寝る」。ベビーが心地よい抱っこができれば、決してそれも可能だと私は思っています。
ただし、抱っこは万能ではありません。泣き止まないときはきちんと理由があるのです。
「ママと2人きりになりたい」ときは、甘い泣き声で甘えてきます。
激しく泣いているときは、ベビーからのサイン。お腹が空いているときや、眠いとき、おむつを替えてほしいときは、抱っこではベビーを満たすことができないため、泣き止みません。
そういったベビーからの声をキャッチするためにも、ベビーにとって正しい抱っこが必要なのです 。
「まぁるい抱っこ」の4つのポイント
「まぁるい抱っこ」をする前に、まずは大人の姿勢を正しくする必要があります。ベビーを受け止める大人は、体の中心に1本線が通った状態で立ちましょう。足の親指から小指までをしっかりと地面につけ、おしりをキュッとしめる状態がそれです。「まぁるい抱っこ」で体が丸くなっていいのはベビーだけなのです。
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