だが、それを上回る影響を残したのが円高だ。今年に入って急速に進んだ円高により、任天堂は399億円もの為替差損を計上。ポケモンGO効果を打ち消し、赤字幅拡大につながった。それでも最終黒字になったのはメジャーリーグ球団、シアトルマリナーズを運営する会社の株式を一部売却したことで627億円の特別利益が加算されたからだ。
これらの結果を受け、任天堂は通期の業績予想を修正。5000億円だった売上高予想を4700億円、450億円だった営業利益予想を300億円に下方修正した。一方で純利益については従来の350億円という予想から500億円に引き上げている。
スイッチとマリオで巻き返せるか
実は任天堂にとって、勝負はここからが正念場だ。同社が上期赤字にもかかわらず、下期に大幅な黒字化を見込んでいるのは、2016年末から期末である2017年3月にかけて事業の浮沈を担う商品が続々登場するからだ。中でも重要なのが冒頭のスイッチと「スーパーマリオラン」だ。
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