日本人とフィリピン人の“ウマが合う”理由 アジアにあって、西欧のノリがわかる国?

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――そうなれば、これから日本の企業はもっと進出しやすくなりますね。

マサイさん:はい。それに大統領ご自身が政治にとても力を入れ、たくさんのことを成し遂げています。彼の哲学は“If there is no corruption in government, then business will naturally grow. (政治の堕落がなければ、経済は自然に成長する)”。

実際にこの考えを実践し、法律を変えているのでビジネスもやりやすくなってきています。マーケットはエレクトロニクスや製造業はもちろん、農業なども伸ばしたいですね。海岸線が長いので多様性もあるのです。魚、貝、まぐろなど、産業について話しだしたら、1日中でも話せますよ。

ニックネームは、2回繰り返す

――フィリピンのマナーにもとても興味があります。フィリピンではニックネームがあると聞いたのですが..。

マサイさん:はい。生まれたろきにつけられ、それから成長とともにつけ直すこともあります。たとえば“えくぼ”というニックネームだったりします。それと
同じ言葉を繰り返すこともよくします。例えば「JUN」という名前だったら「JUNJUN」と呼んだり、Daidai、NOINOIなどです。

――では仲良くなってニックネームで呼んでと言われたら、私もニックネームを作って呼んでもらうようにしたほうがいいですね。たとえばMAKIMAKIなどでしょうか……。

マサイさん:はい、そうです。ただ、もちろんビジネスではその人の肩書きや苗字で呼びます。さらに大使など地位の高い人はAMML(Ambassador Manuel M.Lopez)など名前の頭文字で省略してサインをしたりします。

――ビジネスではどんな服装をしますか?

マサイさん:男性はビジネスではスーツやバロング(Barong Tagalog/バロン・タガログ:フィリピンで男性が正装として着る上着)を着ます。バロングにもいろいろあって、とても高価でフォーマルなときに着るものと、通常のビジネスで着るものがあります。熱帯の国なので半袖で大丈夫です。女性はスカートが短すぎたり肌を出しすぎてはいけませんが、西欧のスタイルと同じように考えればOKです。制服があるところも多いので、その際は制服を着ます。

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