大手損保、「海外」「生保」が孝行息子に

東京海上は今や海外子会社が稼ぎ頭

大手損害保険3グループで、生命保険や海外保険事業の稼ぎが大きくなってきた。

主力の自動車保険が赤字体質から抜け出せないなど、国内損保事業の低収益体質が続く中で、従来、付随的だった事業が“孝行息子”に育ち始めている。

収益柱は海外事業、生保子会社も貢献

東京海上ホールディングスの2013年3月期連結決算では、海外保険子会社の純利益が804億円に達し、大黒柱の東京海上日動火災(同586億円)を大きく上回った。これまでに買収した米国の保険会社や英国の再保険会社が業容を大きく拡大させているためだ。国内では東京海上日動あんしん生命の純利益が倍増を上回る139億円に達した。

最大手MS&ADインシュアランスグループホールディングスでは、生保子会社である三井住友海上あいおい生命の最終損益が合併費用の消滅で黒字に転じたほか、変額年金保険を主力とする三井住友プライマリー生命の最終利益も7割を上回る伸びとなった。再保険事業が51億円の黒字(前期63億円の赤字)に転じたことで、海外事業全体でも126億円の黒字(前期は67億円の赤字)となった。

業界3位のNKSJホールディングスでは、海外事業の規模が小さい一方で、傘下のNKSJひまわり生命が保険料収入を伸ばし続けており、最終損益でも44億円の黒字(前期は118億円の赤字)に転じた。

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