「若い候補者=ネット選挙で有利」は幻想 選挙用HPは、国や地方自治体が管理の主体に

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

有権者、政治家の「変えよう」という姿勢が問われる

要は、「ネット選挙解禁をきっかけに政治を変えよう!」と、有権者と政治家がどれだけ積極的に動くかが問われているのだと思います。

これまで、「ネット選挙解禁で政治は変わる!」という主張を鵜呑みにしていた方にとっては、古い政治家たちはネット選挙が解禁されれば軒並み落選してしまうのであり、彼らはそれを必死で拒んできたものの、この度ついに観念したという図が頭にあったかもしれませんが、実際には、ネット選挙解禁にはそれほどの威力はありません。

しかし逆に言えば、自分たちが落選するなんて全く思っていなくても、自分たちが落選する「可能性」がほんの少しでも上がるものは、どんなものでも排除しておこうという、自己保身の塊としての政治家の姿勢が見て取れます。

「ネット選挙を解禁したら、ほんの少しでも自分たちに不利になるかも知れない。」と考え、時代にそぐわない状態を放置してきた政治家。そして、「でもよく考えてみたら、結局はおカネを掛けさえすれば、不利を有利に変えることもできるな。それならば、政治改革に対する積極姿勢をアピールするために、ネット選挙の解禁に賛成しておいた方がいいな。」という打算的な政治家。

そういった政治家の方々に、インターネットの力を、そして若者の力を見せ付ける時が来たのかもしれません。

待っているだけでは何も始まりません。

自分から動いて、みんなで一緒に参議院選挙を楽しみませんか?

よこくめ 勝仁 政治解説者、弁護士

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

よこくめ かつひと

 1981年9月10日生まれ、愛知県出身。中卒・トラック運転手の父のもと、裕福でない家庭で育つ。父のように、家族のためにがむしゃらに働く人が幸せになれる社会を作るため、小学生のときに政治家を志す。東京大学法学部を卒業した年に司法試験に合格し、弁護士に。「総理」というニックネームでフジテレビ系恋愛バラエティ番組『あいのり』に出演。2009年の第45回衆議院議員総選挙で、神奈川県第11区において小泉進次郎氏らと戦い、比例復活で初当選を果たす。2012年の第46回衆議院議員総選挙では、東京都第18区において無所属で菅直人氏らと戦い、落選。現在は、「政治解説者」と「弁護士」と「文化人」という三足のわらじを履き、日々奮闘中。
 




 

 

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
政治・経済の人気記事