次のターゲットは1ドル103円、105円中盤

ディーラー歴20年の達人が読む為替

また3月の米財政収支は1070億ドルの赤字で、前年同月の1980億ドルから縮小、2012年10月から2013年4月の財政赤字は4890億ドルとなった。これは前年同期の7200億ドルから30%以上も減少している。

この双子の赤字の縮小がこれからも継続するかどうかはわからない。だが、長期的にはこのテーマが解消できれば、ドル高の強力な材料になる。

とはいえ、短期的には節目の100円を超えたことで、これからは100円付近が中期的なサポート(下値支持)になるだろう。

95年時は100円突破後、わずか10日で約5円円安に

この先ターゲットになるレベルは、まずは09年4月の戻り高値である101円40銭~50銭を突破したため、次は07年6月高値である124円10銭付近~11年10月の安値79円31銭のレンジの38.2%戻しの103円付近、61.8%戻しの105円50銭~60銭付近になりそうだ。つまり、次は103円付近、105円台中盤が目指すべきターゲットだ。

ここで過去の円高から円安局面へのトレンド転換で、どんな動きが起きたかを検証してみよう。1995年4月19日の、当時のドル円のドルの最安値79円.75銭からの戻り局面での100円突破の場面はどうだったのだろうか。

このときは95年の8月16日に99円台に到達し、その後95円80銭~99円45銭とまさに今回と同じようなレンジを9月初めまで繰り返しながら9月8日に100円を突破した。その後は大きな押し目もなく、9月19日に104円80銭付近の高値を示現した。100円突破から、わずか約10日間の出来事だった。

その後9月21日に97円20銭付近まで急落するが、そのレベルを底値に100円を挟んだレンジ相場をこなした。結局、前回の高値104円80銭をブレークしたのは翌年1月であり、約4か月ほどかかった。

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